子供の歯・歯ぐき・生え変わりのお悩み|那覇市の小児歯科専門サイト

子供の歯のお悩み一覧

生え変わりのお悩み

乳歯の後ろに永久歯が生えている

生え変わりのお悩み

永久歯は生えてきているにも関わらず、乳歯がグラグラしていないケースは抜歯が必要なことがあります。

乳歯に動揺が見られない理由として、歯ぐきの中で永久歯の位置にズレが起きてしまい、乳歯の根っこを溶かすことができなかったためです。

しかしながら、永久歯が乳歯の後方から生えてくるのはけっして珍しいケースではありません。基本的に歯は舌で押し出されるため、自然に適切な位置へと移動していきますので、どうぞご安心ください。

乳歯が抜けない

乳歯がなかなか抜けない原因としては以下の3つが挙げられます。

  • 永久歯の成長速度がゆっくりめである
  • 乳歯が癒合歯(2本の歯が1本の歯に癒合した状態)の状態
  • 永久歯が埋伏している

乳歯から永久歯に生え変わるのは概ね5~6歳前後です。適切な交換時期に永久歯が生えてくるスペースを確保するために、計画的に乳歯を抜歯する場合もあります。

永久歯が生えてこない

永久歯が生えてこない

本来、生えるはずの永久歯が生えてこない状態を「先天性欠如」と呼びます。

先天性欠如の原因はよくわかっておらず、日本小児歯科学界の調査結果によると、概ね10人に1人の割合で永久歯の先天性欠如が認められたという報告もあるのです。

先天性欠如の場合、当院では「乳歯を長く持たせること」を第一に考えます。具体的には噛み合わせの調整や予防処置(シーラント)を進めていき、長持ちさせる治療を行っています。

また、乳歯に引っかかることで、永久歯が生えることが出来ないというケースもあります。
このことに気づかず、ただ生えるのを待っているだけだと、手前の乳歯が早々に抜けてしまい、永久歯が斜めに生えてしまいます。

早期発見することでそれらを防ぎ、永久歯が正しい位置に生えるよう手助けすることができます。

歯が通常より多く生えている

歯が通常より多く生えている

一般的な歯の本数としては、乳歯は20本、永久歯は28~32本(親知らずを含む)すが、お子様によっては生まれつき多くの歯が存在していることがあります。これは過剰歯と呼ばれる疾患です。

過剰歯をそのまま放置してしまうと、永久歯が生えてこない、歯と歯に余計な隙間が出てきてしまう等、永久歯によくない影響を及ぼす可能性も。

過剰歯の原因としては、歯を作る段階において、歯胚(歯の卵)が余分に作られることなどから過剰歯ができると考えられています。

これらから、お子様のケースに合わせて抜歯や経過観察などを行っています。

歯や歯ぐきのお悩み

虫歯がある

歯の真ん中にツノがある

歯の真ん中にツノがある

生えてきた永久歯に、ツノのような角がある状態を「中心結節」と呼びます。

中心結節は、下の歯の第一小臼歯(犬歯から1つ先の奥歯)や第二小臼歯(犬歯から2つ先の奥歯)によく見られる歯の形態異常です。

ツノ(中心結節)が折れてしまうと、穴から細菌感染を起こして神経が死んでしまう穴から細菌感染を起こして神経が死んでしまうケースもあります。これらの理由から、中心結節のある方はツノが折れないように補強する必要性があります。

歯が黒い

歯が黒くなっているお子様の場合、まず考えられるのが虫歯ですが、他にもお子様に多い疾患として、以下3つが挙げられます。

  • 歯の神経が死んでいるケース
  • 着色が原因の汚れ
  • サホライドと呼ばれる虫歯進行抑制のお薬の作用によるもの

虫歯を放置してしまうと歯の神経が死んでしまい、歯の根っこに膿を作って永久歯の発達によくない影響を及ぼしてしまうことも。

お子様の歯が黒いと感じたら、早めに受診しましょう。

歯ぐきが赤い

歯ぐきが赤い

歯ぐきが赤いのは、歯ぐきに炎症が起きている状態です。適切なケアをしなければ歯肉炎を引き起こし、将来的には歯周炎につながることも。

歯肉炎の段階で歯医者と自宅でのケア、この二人三脚で歯ぐきのケアに取り組むことが望ましいです。

歯肉炎の兆候は他にもあります。例えば出血がないか、腫れていないか等です。日頃から仕上げ磨きの際に、お子様の歯をよく観察することが歯肉炎予防につながります。

歯が割れた、折れた

転んでしまった、ぶつかった等、お子様の歯が外傷するケースは多いです。外傷のあった直後に症状が見られなくても、しばらくしてから歯の変色や細菌感染など症状が出てくる場合もあります。

特に歯が割れたり折れたりしたときは、できる限り早めに歯医者にかかってください。

歯並びが気になる

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虫歯予防の方法がわからない

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その他のお悩み

発音が悪い

発音が悪い

構音障害(発音の不明瞭さ)の原因は、舌や上あごなどの形態に異常がある器質的な問題と、そうでない場合があります。

発音にまつわる発達は、喃語、指さし、人まねなど順序があり、一般的には言葉の広がりが出てくる3歳頃から発音のチェックを行います。

口蓋裂や粘膜下口蓋裂等の形態異常が認められた場合は外科的治療を行いますが、器質的な問題のないお子様は、言語療法で発音を促して経過観察していくケースが一般的です。

舌下のすじが短い

舌下のすじが短い

生まれつき舌小帯が短い疾患を舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)と呼びます。原因としては、お母さんのお腹の中にいるときの成長過程での形成異常であるとされています。

舌は食事や発音といった行為に大きく関わりますので、舌下のすじが短いと、滑舌が悪くなったり食事が取りづらかったりすることも。

指しゃぶりや口呼吸などの習癖が気になる

指しゃぶりや口呼吸などの習癖が気になる

歯並びによくない影響を与える習癖としては指しゃぶりや口呼吸等があります。

指しゃぶりは、概ね乳歯列が完成する3歳以降はやめてもらうよう工夫していく努力が必要です。

口呼吸のお子様に関しては、お口が乾きやすく唾が減ることで自浄作用が減ります。これらの理由から、口臭や虫歯、歯肉炎等、細菌感染のリスクが上がります。